いまどきの中国人 13億人の素顔に迫る/教育社会学/インドを知るため

No.3 「いまどきの中国人 13億人の素顔に迫る」 サーチナ・中国情報局(2005年3月 ソフトバンクパブリッシング

中国とインドは知っておかなければならないと思って、読んだ。
ネット調査で、中国人の実態をつかむための本。

13億人の人口に対して、ネット環境下の中国人1億人ということを考えると、
中国の中でも割と高所得で、上海などの都市にいる人間の素顔だと見たほうが良い。

激烈な競争社会、強い上昇志向、合理的な考え方などが印象に残った。
また、ライフスタイルとしても、日本に近づいてきており、おしゃれな服装などをしているらしい。
また、以外だと思ったのが、清潔志向なこと。トイレにハエというイメージだったが、
最近では全く逆で、便座にしりをつけないでトイレをするらしい。

中国のシステムやインフラはまだ未成熟だが、残り10年くらいで整備され、
大学進学率が上昇して高学歴化してきたら、日本人にとっては恐ろしいことになると思った。
世界人口60億人ちょっとの中で13億人もいるので怖い。

いまどきの中国人 13億人の素顔に迫る

いまどきの中国人 13億人の素顔に迫る

No.4 「教育社会学」 柴野昌山・菊池城司・竹内洋(1992年11月 有斐閣ブックス)

教育社会学の教科書。
当時の最新事例をわかりやすく伝えるというコンセプト。

これを読んで、少しはわかってきた。
古い本だが、わかりやすくてよかった。
再度復習としてそのうち読みたい。

教育社会学 (有斐閣ブックス)

教育社会学 (有斐閣ブックス)

No.5 「インドを知るための50章」 重松伸司・三田昌彦(2003年4月 明石書店
中国に続いてインド。
インドに関しては中国ほどは知らなかったので、とても勉強になった。
一章ごとが短くてわかりやすかった。

カースト制度がいまだに存在し、政治にも大きな影響を与えている話から、
大げさな感情表現で特異性のある映画など、面白かった。

ITはもちろん強いのだが、実は農業従事者がほとんどだということが意外だった。
インド人の数学における強みは、「世にも美しい数学入門」でも感じたが、
高い精神性に関係しているのでは、と思った。

インドを知るための50章 エリア・スタディーズ

インドを知るための50章 エリア・スタディーズ