企業参謀/マーケティング実践講座/稼ぐが勝ち

No.61「企業参謀」 大前研一(1999年11月 プレジデント社)

本著は、それぞれ1975年、1977年に出版された「正・続企業参謀」、

そして1979年1月号のプレジデントに掲載された寄稿を一冊にまとめたものだ。

同じ会社のMBAホルダーに勧められて読んだが、よい内容だった。

特に、「戦略的自由度」という概念は参考になった。

出しうる打ち手をリストアップして、いくつかにグルーピングし、

それらを戦略の軸としてレベル順に並べる。

これによって、その時々の状況が変化しても、打ち手で必要以上に迷わないですむし、

すべきことが明確に示されている点で、大変有用だと思う。

他にもたくさんの内容が勉強になったので、何度も読んでおこうと思う。

参謀五戒として、次の5つは心がけたい。

①参謀たるもの「イフ」という言葉に対する本能的恐れを捨てよ

②参謀たるもの完全主義を捨てよ

③KFSについては徹底的に挑戦せよ

④制約条件に制約されるな

⑤記憶に頼らず分析を

企業参謀―戦略的思考とはなにか

企業参謀―戦略的思考とはなにか

No.62 「実況LIVE マーケティング実践講座」 須藤美和(2005年6月 ダイヤモンド社

大前研一の推薦文が書いてあったので購入した。

内容は非常に基本的なことで、復習になった。

また、各段階と巻末に実際のケーススタディが掲載されいたので、よりわかりやすかった。

特に参考になった部分は、クラスター分析やコンジョイント分析をどういうときに使うのか、

また、どのようにやればいいのかがわかりやすく書かれていた点だ。

また、演習の調査項目作成のページは、現在仕事で調査企画を立てている関係上、とても参考になった。

ロジックだけで立てていてはだめで、アンケートをする本人の心理を読むことと、

どのように分析するのかということを念頭においた質問項目でなければだめだという点が、

仕事と本著で学んだ重要なポイントだった。

実況LIVE マーケティング実践講座

実況LIVE マーケティング実践講座

No.63 「稼ぐが勝ち」 堀江貴文(2004年8月 光文社)

ホリエモンのファンだが、彼の本は始めて読む。

彼の、シンプルで合理的な考え方がにじみ出ていて爽快だった。

自分の思い通りにことを進めるには起業が手っ取り早いし確実な方法だという点には納得できる。

また、起業にもっとも重要なことは、気合と根性でものを売れということだ。

M&Aを繰り返して一見、スマートに見える部分もあるが、このような泥臭い基本を押さえている。

自分もシンプルに考えて、やるべきことをやり、はやく目標達成したい。

稼ぐが勝ち ゼロから100億、ボクのやり方

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