金持ち父さん 貧乏父さん

No.111 「金持ち父さん 貧乏父さん」ロバート・キヨサキ(2000年11月 筑摩書房

筆者は投資家・著述家・教師。
億万長者になる方法を教えるロバートは、「金持ち養成学校の先生」と呼ばれている。

本書は「教えの書」「実践の書」の2段構成となっている。
教えの書(金持ち父さん、貧乏父さん―ロバート・キヨサキが語ったこと
金持ち父さんの六つの教え
金持ちはお金のためには働かない
お金の流れの読み方を学ぶ ほか)
実践の書(まず五つの障害を乗り越えよう
スタートを切るための十のステップ
具体的な行動を始めるためのヒント)
エピローグ たった七千ドルで四人の子供を大学に行かせた男の話

■読書目的
自分が起業し、金持ちになるために何をすべきなのかのヒントを得ること

■本書の所感
金持ちになるための考え方がファイナンシャル・インテリジェンス(会計力・投資力・市場の理解力・法律力)の重要性を中心として語られている。
内容はもちろん興味深く、さらにテンポのよい文体なので引きこまれながら読むことができた。

■気づき・学び
金持ちになるためにはまず、パラダイムシフト。つまり、意識を変えることが必要だと痛感した。
特に、第六の教えである「お金のためではなく学ぶために働く」は参考になった。
金持ちになるためには「広く浅く」学ぶこと。特に「セールス(営業)」を経験しておくべきだと記されていた。
私は「学ぶために働く」という考え方はもともと持っていたのだが、(金持ちになる、起業するといった)目的達成のために何を学ぶべきか?という発想があまりなかった。
現在社会人3年目でマーケティングと編集を経験しているのだが、是非とも営業を経験せねば、と感じた。

金持ち父さん貧乏父さん

金持ち父さん貧乏父さん