ドリルを売るには穴を売れ

No.132 「ドリルを売るには穴を売れ」佐藤義典(2007年1月 青春出版社

■著者紹介
早稲田大学政治経済学部卒業後、NTTを経て、ペンシルバニア大ウォートン校MBA。ワーナー・ランバートを経て、マーケティングコンサルタントとして独立。

■目次
序章 “マーケティング脳”を鍛える
第1章 あなたは何を売っているのか?―ベネフィット
第2章 誰があなたの商品を買ってくれるのか?―セグメンテーションとターゲット
第3章 あなたの商品でなければならない理由をつくる―差別化
第4章 どのように価値を届けるか?―4P
第5章 強い戦略は美しい

■読書目的
マーケティングの基本をおさらいすること

■本書の所感
マーケティングの入門書。
「ベネフィット」「セグメンテーションとターゲット」「差別化」「4P」の4つの理論に絞って説明されている。
内容はシンプルで、小説を交えた構成になっているのでわかりやすく読み進められる。
4つの理論にしても、著者なりにわかりやすく解釈しなおした形になっているので実務に応用にしやすい形になっている。

■気づき、学び
私はマーケティング担当者であり、著者の講習や著書、メルマガも購読しているので内容的には知っていたが、参考になる部分があった。
4つの理論はシンプルで応用しやすいものであるばかりでなく、「セグメンテーションとターゲット」の小説のパートで
触れられていた「アンケートの裏側を読む」ということは私には欠けていた部分であり、今後は気をつけようと感じた。
小説風だと右脳的な理解もできるので記憶に残りやすい。

ドリルを売るには穴を売れ

ドリルを売るには穴を売れ