お払い箱のビジネスモデル

No.107 「お払い箱のビジネスモデル」小屋知幸(2006年5月 洋泉社

筆者は株式会社日本総合研究所主席研究員。「日経MJ」「電気新聞」等への寄稿多数。

本書は13章構成で、
ビジネスモデルの賞味期限
携帯電話―ソフトバンク参入により旧秩序が流動化し、大競争時代が始まる
放送―「通信と放送の融合」はテレビ局を大きく変化させる
広告―テレビ広告の黄金時代は終わり、ネット広告がイノベーションを起こす
ネット証券―リテイル金融ビジネスでメガバンクを凌駕する日は来るか
クレジットカード―金融ビジネスの枠を超え、IDビジネスへと進化する
コンビニエンスストア(CVS)―脱セブン‐イレブンを目指した差別化だけが生き残る道
総合スーパー(GMS)―時代遅れのビジネスモデルをいかに再生するか
アパレル―SPA型ビジネスモデルにより勘と経験の世界から脱却
外食―消費者ニーズの大転換期に伴って、同質競争からの脱却を図る
雇用構造変化により巨大市場が生まれる
介護保険法改正によって新ビジネスモデルへの移行が始まる
勝ち抜くビジネスモデルの法則

■読書目的
「ビジネスモデル」の中身を勉強すること

■本書の所感
携帯電話業界や放送業界のビジネスモデルの現在を解説している。
ビジネスモデルを、マーケティングシステムとオペレーションシステムの両面から説明されていてわかりやすかった。

■気づき・学び
ビジネスモデルの要素として、マーケティングシステムとオペレーションシステムの2つを考えるという視点が、一番の学びだった。

お払い箱のビジネスモデル (Yosensha Paperbacks)

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