Magic of NLP
No.86 「Magic of NLP 解明されたNLPの魔法」 バイロンA.ルイス/R.フランク・ピューセリック(2004年4月 メディアート出版)
バイロンA.ルイスは、NLPテクニックを専門とする北西地方教育コンサルタント会社のメタ・トレーニング研究所所長。
R.フランク・ピューセリックはジョン・グリンダー、リチャード・バンドラーとともにNLP創始グループの一員だった。
本書では、NLP(Neuro Linguistic Programming 神経言語プログラミング)の様々なテクニックを紹介している。
本書は4章構成で、
①モデル
②コミュニケーション・カテゴリー・モデル
③メタ・モデル
④視覚的モデル
構成としては、各章の終わりにまとめがあり、図やイラストも豊富で読みやすい。巻末に用語の解説もある。具体的なテクニックを扱っている教則本的な面もあるからだろう。
4つの目次に「モデル」という言葉が含まれていることからもわかるとおり、NLPは具体的なテクニックを習得する前に、認知プロセスなどの概念的なメンタルモデルを構築しておくことががまずは重要であり、それを獲得しているだけでも一定の効果はあるらしい。
NLPが近年、ビジネススキルとしてはやっているコーチングやファシリテーションといったもののもとになる考え方であることからもわかるとおり、一度は理論に目を通しておいても損はないと思う。
- 作者: バイロン・A.ルイス,R.フランクピューセリック,Byron A. Lewis,R.Frank Pucelik,北岡泰典
- 出版社/メーカー: メディアート出版
- 発売日: 2005/07
- メディア: 単行本
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